ZOOM!
ズーム!
海外から輸入されたMD最初のパズルゲーム。タイルの周囲を移動しながらをラインをひき、タイルを囲む。すべてのタイルを囲めばその面はクリア。…ヘッドオン(パックマン)のシステムである…。制限のないショットで追いかけてくるモンスターを後退させられるしジャンプも可能なので、パズルというよりはアクション要素が強い。MDの初期タイトルでありながら回転するワイヤーフレームのデモ、ネオンのように点滅するフィールドなどグラフィックが美麗である。
販売:Discovery / 開発:Discovery 1988 Amiga
販売:SEGA / 開発:Σ Pro-Tech 1990.01.13 MD
操作・基本システム
方向ボタン … … 4方向へ移動させる。
Aボタン … … … ジャンプ。
Bボタン … … … 後ろに向かって弾を発射。
Cボタン … … … ジャンプ。
スタート… … … ポーズ(一時停止状態)。
基本ルールは、前述の通り、タイルの周囲(辺)を移動しながらをラインをひき、タイルを囲む。最初から見えている、すべてのタイルを囲めばその面はクリア。
スマート(プレイヤーキャラ)はパックマンと同じく移動するライン途中で停止できない。角を曲がる場合などにあらかじめ曲がる方向へ入力しておかなければキチンと曲がれないことがある。思い通り操作するには少し慣れが必要。
隠しタイルが存在し、ジャンプで何も無い空間に着地することで発見できる。隠しタイルは囲まなくても面クリアは可能。
アイテムは出現パターンが決まっている。
制限時間がなくなった場合、ミスとはならずモンスターが増えて続行、となる。
ストーリー
緊急事態発生!宇宙を渡り歩く極悪パズラー軍団が地球を狙っている!!
彼らはこれまでにも、数多くの惑星を破滅させてきた。そのやり口は、惑星の各地に魔界陣(最大8×8のタイルで構成されるメイズ板)を張りめぐらせることである。そして、この魔界陣を消滅させない限り、地球も他の惑星同様、不毛の星となり、破滅してしまうのだ。あわてた地球の科学者たちは、急遽、人工知能を備えたパズルロボット”スマート(SMART)”を開発し、各国に派遣した。世界中に設置された魔界陣は36個。これらをすべて消滅させなければ、地球は……?急げ!スマート。残された時間は、あとわずかだっ!
アイテム
- バナナ…一定時間、モンスターの動きをにぶらせる
- 太陽……一定時間、無敵化
- 羽………ステージクリア
- 砂時計…タイムストップ 一定時間、モンスターが停止
- 星………ランダム(他のアイテムのどれかと同じ効果が現れる、ハズレもある)
- 赤飴……50点
- 青飴……100点
- キノコ…チャーム(ピンクのクラゲのような敵)によって遅くなったスピードを戻す
敵キャラ
- 手…………ROUDY FINGERS ラウディフィンガーズ 追跡型の敵。
- 掃除………SPILER スパイラー 引いたラインを消してしまう。囲み済みのパネルなら戻ることはない。
- 玉…………CUE キュー
- ウニ………SPINE-SPINE スパイン-スパイン ワープする。
- 赤クラゲ…CHARM チャーム 当たってもミスにはならないが動きが遅くなる。
海外版パッケージのカバーアート。国内版はdot絵に忠実だが海外版は実際の画面では描かれていない「いやらしい鼻」などを描き込まれている…。 ひょっとしてオリジナルのAMIGA版には鼻が?と思って調べてみたら、プレイヤーキャラはもろに「パックマン」(動画リンク参照)敵キャラやアイテムのデザインも違うようだ。さすがにワイヤーフレームの回転デモはMD版より滑らかだが。
連続囲み時の音声”Come on boy!!”の原点?でもある”Hey! Hey! Hoo!!”もイイw