DRAGONBUSTERII
ドラゴンバスターII 闇の封印
namcoが1985年に開発・販売したサイドビューアクション「ドラゴンバスター」の続編。続編といってもシステムはトップビューの迷宮探索アクションへと大幅に変更された。ストーリーは無印の前日譚となり、魔王ドラゴンキングを倒し正邪の剣を奪い返す…となっている。
販売:namco / 開発:トーセ 1989.04.27 FC(ファミコンオリジナル)
操作・基本システム
方向ボタン … … カール(プレイヤー)の移動。
Aボタン … … … アイテムを取る。
Bボタン … … … マップモード アイテムの使用。迷宮モード 矢を放つ。
セレクト… … … マップモード 迷宮に入る/ステイタス・コンテンツ画面切替。迷宮モード 出口から脱出する。
スタート… … … ステイタス画面表示。
各ラウンドに複数の迷宮(ダンジョン)が存在し、プレイヤーであるカールは任意の迷宮を選択してクリアしていく。
迷宮内は先が見えない処理(ブラックアウト)が施され、暗闇を進むことで見渡せるようになる。1度通過すればその場所は明るいまま。
ライフ+残機制。カールはダメージを受けるたびに服の色が青→緑→黄→赤と変化する。赤の段階でさらにダメージを受けると1ミス。
迷宮を脱出すると全回復。また迷宮内には受けたダメージを回復する手段(妖精・命の泉)もある。
弓矢は初期状態10本からスタートし、放つごとに減っていく。迷宮内で矢筒を入手してストックを増やせる。
GAMEOVER後、コンティニューが可能(PASSWORDもある)だが、その場合もアイテムなどが初期状態から。
キャラクター
CARL カール
プレイヤーキャラ。
弓矢で怪物たちと戦う。
迷宮を徘徊する魔物たち
POSSESSOR ミースツ
魂のような存在であるらしく、矢筒に入り込み足を使って逃げ出す。触れるとダメージを受けるし、その状態で矢筒を撃つと矢筒ごと消えてしまう。しばらくすると矢筒から出て行くのでそこを狙おう。
STINGRAY スティングレイ
空中をゆっくりと進むエイのような敵。カールを発見すると、速度を上げて襲い掛かってくる。
LEAPEN リーペン
迷宮内をピョンピョン跳ねまわっているヒヨコのような怪物。
カールを発見すると縦や横に近づいてくるが跳ねているためタイミングによっては何度矢を撃っても当たらない。雑魚とはいえあなどれない。
MOLE モグラ
地面がモコモコ動いたかと思うと出現。カールを追尾した後、また地面へと帰っていく。攻略本などの挿絵によると目がカタツムリのように飛び出したモグラ。
FAFNIL イミテッド
ルームガーダーの声をまねて鳴くオウム。触れてもダメージはない。
RAVEN レイブン
落ちている矢筒を盗んで飛び去っていく。逃げられるともちろん矢筒は消失。ミースツとは逆に矢筒を掴んでいるときに倒そう。
THIEF シーフ
必ず矢筒の周囲に出現する盗賊。カールを見かけると突進してくる。ダメージを受けた上に矢を10本奪われる。グラフィック上では矢を折られているような演出がはいる。
SLIME スライム
矢の攻撃を受け付けない。ファイヤーアローなら倒せるが、シールドによる体当たりは無効。ゆっくりとだが確実に近づいてくるので、ルームガーダーと戦う前に広い場所におびきよせておこう。
WILDER ワイルダー
どの迷宮でも5分程度脱出せずに留まっていると、BGMが緊張感のある専用曲に変わり ワイルダーの追跡が始まる。無敵なので倒す方法は無い。出現させてしまったら、早めに迷宮を脱出することだ。
ルームガーダー
BISHOP ビショップ
「宮殿」に出現する、ルームガーダー。高次ラウンドでは炎を撃ってくる。
WIZARD ウィザード
「塔」に出現する、ルームガーダー。魔法使い。
FAFNIL ファフネル
「地下茎」に出現する、ルームガーダー。
SKELETON スケルトン
「墓地」に出現する、ルームガーダー。
CYCLOPS サイクロップス
「風穴」に出現する、ルームガーダー。
ドラゴン
DRAGON ドラゴン
ドラゴン山で待ち受けるボスキャラ。それぞれに弱点(撃つと赤く光る箇所)が存在し攻撃方法も異なる。高次ラウンドのドラゴンは残機を消費しながらゴリ押ししかない?
ドラゴンの火炎は、直進するノーマル、Uターンするブーメラン、渦巻き状の3つの炎が広がるサンダー、4つの炎が扇状に広がる4方向の4種類の攻撃がある。
アイテム
ARROW(A lot of arrows) 矢筒
迷宮に落ちている矢筒。矢のストックが増える。
FIRE ARROW ファイヤーアロー
強力な炎の矢を3本ストックできる。通常の矢と切替できないので、すぐに拾わないという手もある。
KEY カギ
ルームガーダーの隠し持つ、このアイテムを見つけないと脱出できない。
ラウンド構成・攻略マップ
各ラウンドは上のようにつながっている。各ラウンドの最終地点、ドラゴン山は複数存在することがある。Round2 森Bでは西のドラゴン山をクリアすれば砂漠Aへ、東のドラゴン山をクリアすれば砂漠Bへと進むこととなる。
ROUND1 森A
迷宮が10しかない、小さいマップ。
ROUND2 森B
迷宮攻略
迷宮は最大4×6ブロックで構成されている。全32パターンあるようだ。 上下左右にループするので、構造を把握できていないとぐるぐると同じところを迷わされてしまう。
ストーリー
はるかな昔、のちにローレンスと呼ばれるその国は、魔物やドラゴン達が悪の限りを尽くしていた。
人々の心の支えは妖精達の語る「正邪の剣」の伝説だった。
その剣は、手中に納めた者の心により、正義にも悪にも強い魔力をあらわすという。
その時代、正邪の剣は魔王ドラゴンキングの手に渡り、世界を支配していた。
そんなある時、カールという旅人がこの地を訪れた。
苦しむ人々のため、彼はドラゴンキングを退治し、平和をもたらす正邪の剣をとり戻すことを決意した──。