古伝降霊術 百物語

古伝降霊術 百物語〜ほんとにあった怖い話〜

『ほんとにあった怖い話』に寄せられた一般投稿をサウンドノベル形式(ただし選択などプレイヤーとしての介入の余地はない)にした実話怪談ソフト。PCE版『百物語 ～ほんとにあった怖い話～』のリメイク、という位置である。話順は固定されているので、どのロウソクを選んでも同じである。ネタバレを防ぐためか回想モードに入らないとタイトルは表示されない。…雰囲気はあって、稲川淳二の怪談ナイトなどのイベントを楽しめるファンなら…というところか。ただ、実話を謳うならせめて 「バカ怪談」（＝一人称視点で物語が進むのにその人も死んでしまう、などの実話として破綻している実話怪談）になってしまっている話はナシである…。
販売:ハドソン / 開発:ハドソン 1997.08.08

 

操作

方向キー … カーソルの移動 / 探険ストーリーでの視点の移動。
A,C … 決定 / 文章の送り。
B … 回想モードの呼び出し。
X,Y,Z … 使用しない。
L … 探険ストーリーで左移動。
R … 探険ストーリーで右移動。

A+B+C+スタートでリセット。

前置き

今宵、霊界との交信が始まる。

耳を済ましてみてください。ほら、聞こえて来ませんか。誰かが語る細々とした声が…。
本ソフト『古伝降霊術 百物語』は、古来より伝わる禁断の招霊法「百物語」を現代に蘇らせ、貴方に実際に体験していただくべく制作されたおのです。
「百物語」…それは、霊界との道をつくる封印されし外法。百本のろうそくの灯火の中で、一人また一人と怖い話を語っていき、そのお話が終わる度に
ろうそくの炎を吹き消していく。そして、最後の灯火が吹き消され、辺りに真の闇が落ちたとき、霊界の扉が開かれ霊との接触が待ち受けるという…。
私、稲川淳二はこの物語のために一般の方から寄せられた体験実話の中から特に怖いお話を厳選し、今宵、貴方にお届けします。
霊の存在を信じるか、否かは貴方自身の問題です。しかしこのソフトを手に取ったときから、貴方と霊との交信は始まっています。
このソフトは本気です。決して遊び半分ではプレイなさらないようにお願いいたします。

百物語 怪談データ

タイトルの後の記号一覧
J　…　稲川淳二スペシャルストーリー
稲川淳二が、実際の心霊現象のあった場所へ行き、現地で心霊体験談を語るモード。
M　…　トゥルーモーションストーリー
再現フィルム形式で物語が進行していくモード。
A　…　探険ストーリー
学校や病院の中を、プレイヤーが実際に探険しながら物語を進めていくモード。画面右下に「方向ボタン」のアイコンが表示されたら探険開始。
「 」　…　原文のテキスト部分抜粋。
※　…　怪談内のキーワード。