Wizardry外伝 五つの試練 「ガルヴァンの酢漬け男」

ガルヴァンの酢漬け男

タイトルからして異色…で「酒」に関するテーマをシナリオに盛り込んでいるらしい。
ユーザーアンケートによると 好 / 嫌 がかなり分かれるシナリオのようだが個人的にはかなり楽しんだ。

 

 

ガルヴァン
カエルの足の筋肉に電気を通じることで、筋肉が活動することを発見した18世紀の化学者、ルイージ・ガルヴァーニ。シナリオタイトルの『ガルヴァン』は、ここから来ているようだ。錬金術師、なのも頷ける。酒…テーマ以外に 化学テーマも用いられている。

アイテム

グタペルカの杖 Rod of Guttapercha
ゲタペルカ=ゴムに似た絶縁体。絶縁体らしく装備すれば雷のダメージを緩和する。
戦闘中は50%の破損確立でシールドの呪文を唱える。1D6+0 と武器としては頼りないので後衛用。

レイブンズビル Raven’s Bill
カラスの嘴、という他のシナリオにも登場する槍。攻撃力 3D4+3、力+4ボーナス、全ての種族にクリティカル、となかなかの性能なのだが 呪われている。所持しているだけで ヒーリング-2なので、そこそこの値段(8750GP)で売却できても持ち帰ることすら一苦労するだろう。

牡蠣のレーキ Oyster Tongs
熊手状の手把をレーキ、というらしい。食事用のトングかと思いきや漁業用途の大型サイズもあるとか。製作者はどちらのイメージを想定しているのだろうか。もうひとつの烏賊のレーキの英語表記は Squid Hoe は、どうやら農具のようなのだが…。アイテムとしては沈黙の杖。破損確立10%でサイレンスの呪文を使用。

反動のサーベル Saber of Thermidor
攻撃力 1D10+3、力+4ボーナス、全ての種族にクリティカル、と本シナリオ中でも最高クラスの悪属性専用の武器。
Thermidor テルミドール..はまっさきに料理の名称が検索される。ロブスターなどの殻に身を詰め込んで焼いた料理である。名前ではピンとこなくても見れば、ああアレね…となる料理ではある。
甲殻類の調理、なのでシナリオ的には頷けるのだが、問題は日本語表記した場合の「反動のサーベル」反動…?テルミドールをさらに調べてみると料理は「テルミドール9日のクーデター」(の舞台劇)からの命名らしく、またこのクーデターを テルミドール反動、とも呼称するらしい…謎は解けた!!

パエジアの盾 Paellera
Paellera=パエリア(料理名)に使うパエリア(丸い平鍋)のようで、戦士と君主が装備可能な盾の中でも最高クラス。

大鮃の盾 Halibut Shield
大鮃…なんと読むのかわからなかったが、オヒョウ、である。大兵とも書くそうな。見たまま大型のヒラメである。この盾はACにして-4、先のパエリアと同じ防御力を誇りさらには魔法使いからの攻撃を避け 氷・魔の属性に抵抗する、本シナリオ最強の盾となっている。

ライデン瓶 Leyden Jar
静電気を蓄えるガラス製の実験装置。使用すると100%破損してスパークの呪文となる。まず使わない。

 

モンスター

ワーオイスター Wereoyster
本シナリオを代表する(?)モンスター、カキ男。不確定名が「鎧を着た男」…貝殻しょってるからね。大量のグループで出現した場合などサフォケーションで一掃できて、とてもおいしい。

ハービンガーフィッシュ Harbingerfish
ハービンガーは先触れの意味らしい。モンスターグラフィックが#3のモートモンスター。リュウグウノツカイをモチーフにした海蛇である。リュウグウノツカイは深海に棲みこの魚が上がってくる、のは地殻変動(地震)の前触れ、とする伝承もある。ドラゴンに属するモンスターで、麻痺・後列攻撃を持つ。B5Fにかなりの頻度で出現し、呪文も僧・魔とも50%で無効化するのでであった頃はそれなりの危険度。

マミファイドクラーケン Mummified Kraken
マミファイドはマミー(ミイラ)の動詞形でミイラ化させたクラーケン、でスルメイカのグラフィックのようだ。お供に、えびチャンプやシャンハイクラブ・ワーオイスター(こちらの2種はサフォケーションで一掃できるのでは脅威ではないが…)を引き連れており、そちらへの対処へもリソースを取られる。HPも高く、呪文抵抗も高い。

 

 

ネタバレあり

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 

ガヴァネス the Governess
女家庭教師の意味があるとか…イニシャルGにしたり語感的なもの以外にも意味はあったりするのだろうか。ハーレムガードに囲まれてB4Fで出現する中BOSSである。到達できるPTにとっては脅威ではない。

ガロウズ the Gallows
gallows は 絞首台・処刑台の意味。シナリオBOSS。遭遇前に散々脅しが入るが、すべて本当の事だった。特に酸のブレスは脅威で、その後セカンドPTを育成するはめに…。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Wizardry

前の記事

Wizardry外伝 五つの試練
Wizardry

次の記事

Wizardryの計算式